公開されたもの、修復中のもの、まだ名前を持たないもの。Collection Ledger
渋谷東収蔵庫では、世界各地の美術館・博物館等が公開している高精細画像をもとに、修復・整備・再編集した作品を順次台帳に記録しています。
台帳は、作品の一覧であると同時に、作品がもう一度誰かと出会うための準備記録でもあります。
収蔵品台帳には、当館が収蔵対象として確認した作品、修復中の作品、再編集を進めている作品、展示を待っている作品、そしてすでに展覧会として公開された作品が記録されます。
ここに記載される情報は、作品を固定するためのものではありません。むしろ、作品がどこから来て、どのように整えられ、どの展示へ向かおうとしているのかを静かに残すためのものです。
当館では、作品の出典、作者、制作年代、所蔵元、公開条件、修復内容、再編集の方針などを可能な限り明記します。それは、自由な再編集を行うための前提であり、原作品と所蔵機関への礼儀でもあります。
すべての収蔵品が、ただちに公開されるわけではありません。作品によっては、修復を待つもの、展示室の準備を待つもの、まだタイトルが決まらないもの、しばらく暗いところに置いておくほうがよいものもあります。渋谷東収蔵庫は、そうした状態の違いも含めて、収蔵の一部であると考えています。
Ledger Status
台帳ステータス。
修復中
公開画像の状態を確認し、補正、アップスケール、色調整、保存用データの整備を行っています。作品が現在の鑑賞環境の中で自然に息をするための準備段階です。
再編集中
収蔵作品をもとに、新たな展示形式や視覚表現への再編集を進めています。拡大、反復、回転、分解、重ね合わせ、文字や音との接続などが検討されます。
展示待ち
修復・再編集を終え、展覧会での公開を待っている状態です。展示室の照明、動き、距離、沈黙の量が整うまで、しばらく待機しています。
収蔵済
当館の収蔵品として記録され、保存されています。公開中のものと、非公開のまま静かに保管されているものがあります。
再発見
一度整理されたあと、別の展覧会、別の文脈、別の視点から再び確認された作品です。作品は時々、こちらが見ていないあいだに少しだけ意味を変えます。
説明保留
現時点では十分な説明が難しいものです。不明、未整理、あるいは説明しすぎないほうがよいと判断された作品が含まれます。
Catalogue
収蔵品一覧。
現在、公開できる収蔵品はありません。
ただし、収蔵庫内ではすでにいくつかの作品が静かに確認されています。